怒りの矛先を深く考察すると

怒っている時の自分をよく考察してみよう

頭にきて
怒り心頭
もう何も手につかない

そんな怒りはもう考察どころじゃないけれど

なんかムカっとする

そんな程度の時には
何に対してどんなふうにムカっが起きているのか

本気で考えてみる

Aさんは
いい感じで料理をしている時に指を切った


慌てて絆創膏を貼ろうとするけれど
指も切っているのと
料理中で濡れていたのとでうまく貼れない

近くにいた家族に
「お願い!ばんそうこう貼って!」と頼みました

家族は急いで絆創膏を貼ってくれましたが

「ちょっと、そこじゃない。もうちょっとこっち。
なにもたもたやってるの、もういい!自分でやる!」

Aさんはそういって一人プンプン&イライラして
自力で絆創膏を貼りますが

その後も
ブツブツ文句を言いながら料理を続ける

こんなシチュエーション
何となく想像がつきますね

Aさんの頭の中では何が起こっていたのか
最初から家族に対して怒りがあったのか

Aさんに聞いてみると

「最初に頭に来たのは自分自身です。
いい感じで料理をしていたのに、
もうすぐ時間も丁度良くできるはずだったのに・・・
全てが台無しになってしまいました。
そこからイライラが始まりました。」

しかもそんな時に限って
いつもよりだいぶ頑張って手の込んだ料理だったそう

では、どうして自分自身に頭に来たのでしょうか。
掘り下げてみると

・手を切らなければ
時間通りに料理を作り終えたのに
自分は本当に馬鹿だなぁ

・お腹を空かせている家族に
満足に料理の準備もできないなんて
主婦失格だ

・手が痛くてうまく料理できなくなったら
もう何もやる気がしなくなった

・料理をまともにできない私は
価値がない

なんとなんと
こんなネガティブな意識がたくさん出てきました

これらのネガティブ感情の裏側を覗いてみると

・主婦は料理を時間通りに作らなければならない
・料理中に怪我をしてはいけない(しないほうがいい)
・料理を順調に笑顔で作り終えなければならない
・家族を待たせてはいけない

こういった様々な「~ねば」「~ならない」が潜んでいました

こういった意識を無意識に引き出すことで、できなかった自分を責め、自分はダメだと落ち込み、自分に対してムカつく気持ちが生まれているのです。

しかしながら、こういった感情、意識、思考性のほとんどは、幻です。

長年の癖で作り出されている、全くの幻想であり、その幻想を本当に必要なことのように思い込んでやっちゃっているだけ、なのです。

「~ねば」「~ならない」をやらなかったからと言って、私たちの生命維持には全く何の問題もありません。

それ以上に、私たちの生命維持活動を脅かすのは、「~ねば」「~ならない」によって作り出されるネガティブ意識が、自分のストレスになり、自分の魂を傷つけてしまっていることです。

「~ねば」「~ならない」は、やらなくても死にませんが、積み重なったストレスは、病気になったり、突然私たちの心臓を止めてしまうこともあるのです。

自分の思考性、感情、意識を深く見ていくと、辿り着くのはこういうところですが、あなたがどういった意識の使い方をするか、何を良いと思い、何を嫌だと思うのか、それは人それぞれ。

常に、自分の心が「好き」「やりたい」「こっちがいい」と思うものを、選択し続けていくだけ、なのです。