不登校時期に掴んだ大きな夢

おはようございます。

7月に闇の世界を体験した、私です。

あの闇は、もう経験しなくてもいいなぁと思う半面、どうやってあの世界に行ったんだっけ?もう一度落ち込んでみようかなぁ、いや、やっぱりやめとこう。

なんて思っている今日この頃です。

今は中3の長男ですが、去年の中2の5月から学校に行かなくなりました。

学校のこと、家庭のことなど色んな理由があったのですが、最初はお腹が痛い、というところから始まりました。

1日休んでも良くならないというので、2日目に内科に連れていき、整腸剤をもらって様子を見ていましたが、さっぱり良くなる気配がありません。

朝はお腹が痛いといって青い顔をしているのですが、私が仕事から帰ってくる頃にはケロッとして、夕食もしっかり食べます。

そして、「明日は行くよー」と、言っています。

そんな日が1週間続いたある日、さすがにおかしいなと思い、仕事を1日休んで色々と話しを聞いてみました。

ちょうどこの頃は、2月に引っ越しをした後でやっと新居にも慣れて落ち着いて来ていたこと、そうこうしているうちに、離婚裁判が佳境に入り、7月に法廷に自分も行ってみたいが不安がある思い、そんなことを考えていたら、同級生たちと考えが合わなくなってきてしまい、学校が楽しくなくなってきた。

細かく言うと、もっと色々とありましたが、おおざっぱに言うとこんな感じでした。

離婚裁判で久々にあう元パパ。長男が小4の時に再婚して、養子縁組をしてくれてずっと慕ってきた。ところがその元パパがとんでもない大嘘をついてひどいことをしていたなんて、何かの嘘じゃないか。。。離婚裁判で俺もこの目で見て絶対に確認してやる!

でも、不安もある・・・

自分の将来どうなるんだろう。

このまま、裁判も上手くいかなくて長引いたら、俺の苗字はどっちになるんだろう。

そんな、子供ながらの不安が渦巻いていたようです。

一方中学校では、周りの友達はそんなことお構いなしにテレビやゲームの話題で盛り上がり、また友達と言っている人たちも、裏ではその友達の悪口を言ったりしている。

え?友達なのに、どうして悪口をいうの?

(うちの長男は、純粋なんでしょうね)

そして、先生は意味のない生徒指導で、いちいち呼び出して1時間も2時間も指導してくる。(ワイシャツのボタンが外れかけているとかなんとか・・・)

なんで学校に行っただけで、こんなに嫌な思いをたくさんするんだ?

全然楽しくない。

お腹いたい・・・・

となったようです。

私は中学校の時は、毎日学校には行っていた(実は行っていただけで、授業は受けていなかった・・・)ので、学校に行かない人の気持ちが分からない。

行くべきだという時代に生きてきたので、「何を甘ったれたこといってんじゃー!!」と、最初はいきり立っていましたが、よくよく話しを聞くと、この子の感性に全くもって合わない環境なんだな、今の学校は。ということが分かってきました。

息子は、ちょっと純粋すぎるというか、他の子供たちの裏表を見て具合が悪くなったりするタイプなんだということもわかりました。

そんなんじゃ、社会に出て生きていけないよ!といっても、それは息子には通用しない。

最初の頃は、無理やり連れて行こうとか、いろいろやってみましたが、全くもって効果なし。

息子の、「行かない」という気持ちの強さに私が負けました。

私もだんだんと、100人いたら、100人が違う考えだし、たまたまこの学区の学校に行っているけど、そこに必ずみんなが適合できるわけでもないな。という風に思えてきました。

無理やり連れて行こうとすると拒絶反応でまた下痢などの症状がひどくなり、顔が真っ青になる長男の様子を見て、無理やりは駄目だ、ともわかりました。

なので、そこまでいうなら学校には行かなくて良い。

だけど、家にいる間ずーっとゲームしているなんて時間がもったいないから、半日は勉強しなさい。そしてその結果を毎日見せなさい。

残りの半日は、自分の好きなことやりたいことを見つけなさい。パソコンを貸してあげるから。

今思えば、どうしてそんな考えになったのかわかりませんが、学校に行かなくてもいいんだ、という私の言葉に息子は大分安心したようです。

そうして、息子の不登校生活が始まりました。

そのルールを作って数日経った頃、息子が目を輝かせて言いました。

「ママ!この曲買って!」

そう言って息子が見せてきたのは、海外のDJの作曲した曲でした。

ふーん、こういうのが最近は流行っているのかい?最近の音楽事情にうとい私は、「この曲はなんていうジャンルなの?」と聞いてみると、そこから長男のマシンガントークが始まりました。

いやー、すごいすごい。

どっから集めてきたのか、この数日でどうやってそんなに詳しくなったの?というほど。

その時聞かせてくれた曲はたしかMartinGarrixのAnimalsだったかな。懐かしいなぁ。

このアーティストが若くして成功して、今どれだけすごい売れているかということを目を輝かせて話すんですよね。

はぁー、あんたすごいね。

なんか久々に元気の良いあんたの顔みたいわ、ママ。少し嬉しくなりました。

ただ、その時すぐには曲を買ってあげることはしませんでした。

だって、Youtubeでいつでも見られるでしょって。どうせいつも家にいるんだし、聞き放題じゃん。

すると、次の日は、仕事から家に帰るや否や、「ママ!このソフト買って!」と言ってきました。

どれどれ。とみてみると、数十万円もする、音楽作成ソフト。

それも海外製品なので全て英語。

どうやらMartinGarrixさんがそれを使って作曲しているそうです。

なんだとぉぉーー!!!???

やりたいのはいいけどさ、ちょっと高すぎっ!

しかも英語だし、特に長男は英語が苦手なんで、単語のスペルもろくにかけないような奴が、何をいっとるんじゃー!?とキレました。

でも、やりたいやりたい、というので、音源がすごく少ないお試しフリー版をインストールしてあげました。

そして、このお試し版が使いこなせるようになったら、製品版を買ってやる!ただし、毎日の勉強はちゃんとやること!

半分は勉強、半分は好きなことは守ってね!

ということでフリー版を無料でインストールしました。

それにしても、私はある程度英語が分かるからインストールもできるけど、息子は英語もできないし、ソフトが見るからに複雑で難しい。(FlStudioってやつ)

さらに息子はパソコンと言ってもゲームでしか使ったことないし、まず操作方法とかで色々と問題が出てきて、さらに英語の問題でひっかかり、絶対挫折するだろうと見込んでいました。

挫折しないまでも、このソフトを使いこなすには、かなり時間がかかるよ、おい?

まぁ、やれるもんならやってみな!ってな感じで、やらせてみてました。

今思えば、長男は小さい時から音感はとてもよかったです。

リズムも良く取れるし、音楽を聴いていてもパートごとの音やリズムを取ることが幼いころから結構できていたので、音楽得意だなぁ、とは思っていました。でも、ずば抜けてってことではないですよ。良い方かな、くらい。

それが、、、、

1週間で、まさかの、有名アーティストの曲を耳コピして作ってしまいました。

無料体験版ソフトで。

うそでしょー!!!!

びっくりーーーーーーーー!!!!

えーーーーー?どうやって?なんでできたの?英語読めないのに?なんでなんで????

無料版のソフトを長男に預けてから、ほぼ1週間ほどで、やつは使いこなせるようになっちまいました!

それも、私の期待をはるかに裏切って、アーティストの曲を耳コピで、さらっと・・・完璧に!

いやー、本当に驚いて、鳥肌がたったのを覚えています。

ほんとに、しばらくは、長男が作ったものだとは信じられませんでした。

だって、今までやったこともないことを、たった一週間で。

なにより、音がちゃんと取れている。曲になっている。

親ばかながら、「て、、、、、、、天才!!」と思ってしまいました。(笑)

そして、約束だったので、しばらくして製品版のソフトを買ってあげました。

ついでに、私のパソコンではもう製品版をインストールして使用するだけの容量がなかったので、初めて息子にPCを買ってあげました。

その製品版を購入するまでの間も、「今日はこれ作ってみたよ」とかいって、次々耳コピして曲を作っていました。

私もいろいろと調べて、どうやら息子がやりたいジャンルの曲を作るには、ほんとにこのソフトを使った方がいいらしいこと。そしてそのためにはそれなりのスペックのPCが必要だということで、息子が一人立ちするときに渡そうかなと思っていた貯金を崩して買いました。(もちろん、息子にも承諾を得て)

7月頃、パソコンと製品版ソフトを手に入れた長男は、めきめきとその技術をあげました。本当にこちらが驚くほど。

しかも、どうやって覚えたかって、すべてネットです。

YouTubeなどの外国のサイトで、そのソフトの使用方法とか、この時はこうやって作るとかのHowToビデオがあるので、それを見て覚えたそうです。何故か、翻訳機能使わないでもわかるようになってきたそうです。

そして、毎日のように色々なアーティストのライブ映像や最新作をチェックしている間に、今ほとんどのアーティストを覚えているし、音楽のジャンルにも詳しくなったし、ライブでアーティストが話している言葉が英語でもオランダ語でも、だいたいわかるようになってきたというんですね。

これは、7月にセブに行ったとき、本当に証明されました。

なんと、全く英語ができなかった息子が、ほぼパーフェクトに外国人の話していることが聞き取れるっていう珍事が起きて、でも息子は自分で話すことができないので、答えるのは日本語なんですね。

先生が英語でしゃべって、それに息子が日本語で答える。それを私が英語で訳して先生に伝えるみたいな、驚きの光景を目の当たりにして、その時も鳥肌が立ちました!

そんな息子も、1週間ネイティブの先生と話しをすることで、さらにリスニング能力がたかまったし、自分からいくつか単語を発して意思疎通ができるようになっていました。

そして、去年の7月にパソコンとソフトを手に入れてから、何曲ものオリジナル曲を作り、それを海外のレーベルのRimixコンテストに応募してみたり、自分からレーベルにアプローチしてみたり、知らないうちに色んなことをやっていて、驚きの連続でした。

気付くと、周りの人たちにも、長男がDJを目指していて、海外に行こうとしているらしいということを何故か知っていて、そこら辺で知り合いに会うと、必ず言われるようになりました。

「息子さん、高校行かないんだって?DJってなに、どうしたの!野球少年だったのに!」なーんてよく言われるようになりました。

去年「ママ!この曲聞買って!」と言っていた息子の頭の中では、すでに自分がDJになるという夢がもう出来上がっていたそうです。

私だったら、こういうかっこいいアーティストのライブ映像を見ると、「わぁ、かっこいい!私もこの人のライブに行ってみたい!」となるところですが。

息子が、なんでアーティストにあこがれてライブに行きたい!ではなく、DJになりたい!と思ったのか、どんな風に感じて夢をつかんだのか知りたくて、「俺もMartinGarrixのライブに行きたいな!」とは思わなかったの?と後から聞いてみたところ、

「俺は、MartinGariixの目線で、演奏している自分が頭にハッキリと浮かんだんだよ!」

と言っていました。

・・・・・・へぇぇぇぇぇぇーーーーー!!

へぇーーーー、しか言えません。

そんな映像、浮かんだことない!!!(笑)

どんだけ具体的に映像見てるの、すごいなこいつ。と思いました。その話を聞いた時も、なぜか鳥肌が立ちました!

そして、息子は続けて、

「DJになりたいな、じゃなくてさぁ、DJになってここに立っている!って、ハッキリ分かっている感じ?」とも言いました。

・・・・・へぇぇぇぇぇぇーーーーーーー。

なに、どこで覚えたのその思考。

ママは教えてません。

なんだか、哲学的すぎて、ママはもうついていけないよ。(笑)

でも、なんだかやる気は半端なくビシビシ伝わってきたので、とにかく応援することにしました!

昨年末には、ソフトウェアを買った残りのお金全てを使って、DJの機材を購入しました。

その機材も、あっという間に使い方をマスターしたようです。

なんだこいつ、すごいな。ほんとすごいな・・・

去年の5月に学校に行けなくなって、お腹が痛くなって真っ青な顔していた長男とは全くの別人。

自分のやりたいことをしっかりと見つけて、突き抜けすぎるほどそれに向かって突っ走っている日々が今でも続いています。

そして、今年は中学校最後の年。

去年はほとんど学校に行っていなかった息子ですが、ちょっと変わっった不登校で、平日学校には行かないものの、昔からの中の良い友達とは土日に遊んでいる、そんな感じでした。

夢を見つけて突っ走っている姿が友達にどう映ったのかはわかりませんが、すっかりDJをやっていることが学校中に知れ渡り、音楽の話をする友達もちらほら出てきました。

「実は、私もEDM好きだったの!」

「EDMってかっこいいね、もっと教えて!」

「パソコンが調子悪いの、見てくれないかな?」

最後の質問は、長男がパソコンが得意だと思い込んでいる人からのリクエストみたいでウケましたが、そうやって、友達の輪が広がってきたようです。

すると、3年生になってからはポツポツと学校に行き始めるようになりました。

長男の目的は、9月にある文化祭のステージで、DJのパフォーマンスをすること。

それ、去年の9月から言っていました。

ただし、自分の大好きなアーティストのライブ放送があるときには、絶対に学校を休んでいるようです。

お腹が痛いと言って休んでいたりしますが、その翌日には、必ず「あー、●●のライブすごかったー」と言っているので。バレバレ。

なので、文化祭に関係のありそうな時、または面白そうな授業のあるときには学校に必ず行きます。

でも、一番大事なのは、アーティストのライブをリアルタイムで見ることのようです。

はたから見たら、とんでもない非常識な奴ですし、先生方も色々と指導してきて面倒だそうですが、最近長男は、走って逃げるという”技”を覚え、上手くかわしているらしい(笑)

中2と中3では、先生方の当たりも違うってのもあるかもしれないですけどね。

そんな非常識男が、友達や後輩、また長男の力を認めてくれた一部の先生の後押しもあって、文化祭パフォーマンスのオーディションに受かり、パフォーマンスをすることが決まりました。

文化祭は、学校の人だけでなく地元の人、高齢者なども多いので、ちょっと場違いなライブかもしれませんが、長男の夢の第一歩になるステージだと思うと、本当にワクワクします。

そして、長男は高校にはいかず、来年卒業式が終わったら、すぐにオランダに渡航するのだそうです。

私も、その方が良いと思っています。

何故なら、日本にいても、同じことをやっている人がいないから。

日本のDJとは全く種類が違うから。

彼の目指すものは、オランダにあるそうです。

そう思ったら、行けばいーじゃん!ママ応援する!

って、私も最初からこんな柔軟な考えではありませんでしたけどね。

少しずつ、長男が夢を実現することの大切さみたいなものを行動で見せてくれたから、私も少しずつ変わってきています。

今は、じじばばとの折り合いがつかなくて、色々苦労しているようです。

やっぱり世代が違いますから、私の両親の世代では、なかなか理解できないですよね。

好きなことだけやるなんてもってのほか!とか。

苦労しないとお金は稼げないんだぞ!とかね。

学校行かないなんて甘ったれのやることだ!みたいな。

でも、長男はそんなこと言われてても真顔で「僕には理解できないな。」って言って、じじばばをさらに混乱に陥れています。

大丈夫、きっとうまくいくよ。

それに、うまくいかなかったとして、路頭に迷うことになっても、やりたいことをやった結果だったら、良いのではないか。

息子が路頭に迷って、海外で浮浪者になって死んでしまっても仕方がない、そんなことを思う私は母親失格でしょうかね。

でも、世界で一番愛していますよ。

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